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北黄金貝塚を世界文化遺産へ

北海道・北東北の縄文遺跡群

北黄金貝塚の写真   
北海道と青森、岩手、秋田の4道県と関連する14市町は「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産にするための取り組みを平成19年12月から行っています。伊達市にある国指定史跡「北黄金貝塚」もその中心的な遺跡として選ばれています。

北海道・東北の縄文遺跡の位置図

平成21年1月には、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「世界遺産暫定一覧表」に記載され、「次に世界遺産となる候補」とされています。平成27年9月現在、日本政府はユネスコへの世界文化遺産登録候補の推薦は1年に1件だけにしているため、伊達市と関係自治体は推薦を得るために推薦書案の修正など の準備を進めるとともに、周知イベントで気運を盛り上げようと努めています。

鷲ノ木遺跡のストーンサークルの写真  伊勢堂岱遺跡の小型土器の写真
左:鷲ノ木遺跡のストーンサークル(写真提供:森町教育委員会)
右:伊勢堂岱遺跡の小型土器(写真提供:北秋田市教育委員会)
 

縄文文化とは何か 

縄文文化とは、今から約15,000年から2,500年前の日本列島に存在した文化です。その特徴は、それ以前の旧石器時代のような移動生活はしないで、決まった集落(ムラ)に住みながら、後の弥生時代のような農耕はせず、狩猟と漁撈、採集で食糧を得ていたということです。
この縄文文化は、定住したことで人々の知識が蓄積されることを可能にし、土器づくりに代表される豊かな造形美を生み出しました。それと同時に、「自然の中の一員として生きる」という思想が表れた文化でもあります。つまり、世界的に見ても現代的な課題になっている、「自然と文化の調和」を実現した社会だったことが注目されています。

是川中居遺跡の漆塗り土器の写真 北黄金貝塚のスプーン状製品の写真
左:是川中居遺跡の漆塗り土器(写真提供:八戸市教育委員会)
右:北黄金貝塚のスプーン状製品(所蔵:伊達市教育委員会)
 

縄文遺跡群の価値とは何か

縄文時代の社会は「自然と文化の調和」がなされていたといわれていますが、言い換えると、「自然を壊すことは必要最小限に抑え、自分たちの生活を維持しつつ、文化を成熟させた」ということです。
例えば、貝塚の中からは、動物の霊を慰めた儀式の跡が見つかります。この動物儀礼の意味は、食料を得るために動物を捕ることはあっても、決して捕りすぎないように自らを規制するための社会的なシステムと考えられています。この他にも、ストーンサークルや墓などからも当時の狩猟採集民の思想が読み取れます。
また、貝塚や低湿地の遺跡からは10,000年以上続いた縄文時代の環境の変化を示す証拠が数多く見つかっています。貝塚中の貝と魚の種類や、低湿地遺跡で出土する木材と花粉の分析から、寒暖・乾湿といった陸地の気候と、暖流と寒流といった海洋環境の変化もわかります。そして、縄文人は気候環境の変化にあわせて、獲物の種類や捕るための道具を変えていたことが、出土した動物の骨や道具類の時期的な変化からわかっています。
このように縄文遺跡群は、かつて日本列島に「定住型の狩猟採集社会」という世界的にも珍しい社会が存在したこと、そして現代の日本文化にも息づいている「自然と共生した文化」が存在したことを示す点に大きな価値があるのです。

北黄金貝塚の復元貝塚の写真 是川中居遺跡の木製品の写真
左:北黄金貝塚の復元貝塚
右:是川中居遺跡の木製品(写真提供:八戸市教育委員会)
 

どうして北海道と北東北なのか

縄文時代の遺跡は北海道から沖縄までの日本列島全域で見つかっています。また、貝塚が多く見つかる東京湾や仙台湾、「縄文王国」ともよばれ国宝の土偶が出土した信州地方、火焔土器で有名な上越地方など各地に有名な遺跡があります。
しかし、日本列島の中でも、特に北海道と北東北地域には縄文時代の遺跡が集中し、かつ学術的な価値と保存状態の良好さが評価された特別史跡と国指定史跡が数多くあります。これらは津軽海峡を挟みながらも縄文時代を通じて共通の文化圏であり、その範囲の広さと継続期間の長さは他の地域とは比べようがありません。しかも、各遺跡は、集落(ムラ)・貝塚・墓・祭祀場(記念物)などの縄文文化を語るうえで必要な要素がすべてそろっていて、これらの遺跡の組み合わせによって縄文文化の価値を十分に説明できるのです。
私たちは、日本列島全体の縄文遺跡の価値を世界に広めるために、まず条件の整っている北海道と北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産になることを目指しています。


北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産

北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産の内容
構成資産(遺跡) 北海道 キウス周堤墓群(千歳市)、入江・高砂貝塚(洞爺湖町)、北黄金貝塚(伊達市)、鷲ノ木遺跡(森町)、垣ノ島遺跡(函館市)、大船遺跡(函館市)
青森県 特別史跡 三内丸山遺跡(青森市)、小牧野遺跡(青森市)、大森勝山遺跡(弘前市)、長七谷地貝塚(八戸市)、是川石器時代遺跡(八戸市)、田小屋野貝塚(つがる市)、亀ヶ岡石器時代遺跡(つがる市)、二ッ森貝塚(七戸町)
岩手県 御所野遺跡(一戸町)
秋田県 特別史跡 大湯環状列石(鹿角市)、伊勢堂岱遺跡(北秋田市)


これまでの取り組み

北海道・北東北の縄文遺跡群のこれまでの取り組み
平成19年12月 「北海道・北東北の縄文遺跡群」について提案書を文化庁に提出
平成21年1月 「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」がユネスコの世界遺産暫定一覧表に記載される
平成21年6月 縄文遺跡群世界遺産登録推進本部を設置
平成25年3月 「北海道・北東北の縄文遺跡群」推薦書協議案を文化庁に提出
平成25年7月 「北海道・北東北の縄文遺跡群」推薦書原案を文化庁に提出
平成26年3月 平成25年度準備状況報告書を文化庁に提出
平成26年12月 平成27年度の推薦候補案件は下記の4案件から選定されることに決定
  1. 北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道・青森県・岩手県・秋田県)
  2. 金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(新潟県)
  3. 百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(大阪府)
  4. 宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)
平成27年3月 平成26年度準備状況報告書を文化庁に提出
平成27年7月 文化審議会世界文化遺産特別委員会で「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)」が次期推薦候補に決定
平成283 平成27年度準備状況報告書を文化庁へ提出
平成287 文化審議会世界文化遺産特別委員会で「百舌鳥・古市古墳群」が次期推薦候補に決定


北黄金貝塚に関連する取り組み

北海道・北東北の縄文遺跡群のこれからの伊達市の取り組み
開催日 内容など

平成30年1月28日(日曜日)
※この催しは終了しました

「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産登録推進フォーラム

場所:有楽町朝日ホール(東京都千代田区)

※「貝塚で語る北海道・北東北の縄文遺跡群」(当市学芸員による報告あり)

平成29年12月24日(日曜日)
※この催しは終了しました

「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産登録推進フォーラム

場所:秋田県生涯学習センター(秋田市)

※「貝塚で語る北海道・北東北の縄文遺跡群」(当市学芸員による報告あり)

平成29年12月10日(日曜日)

※この催しは終了しました

「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産登録推進フォーラム

場所:ホテルポールスター札幌(札幌市)

※「貝塚で語る北海道・北東北の縄文遺跡群」(当市学芸員による報告あり)

平成29年11月11日(土曜日)

※この催しは終了しました

札幌国際大学縄文世界遺産研究室主催 講演会と地域おこし「北海道・北東北の縄文遺跡群」

場所:札幌国際大学(札幌市)

※「縄文遺跡を活用したまちづくりと世界遺産」(当市学芸員による基調講演)

平成28年3月5日(土曜日)

※この催しは終了しました

「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産登録推進フォーラムー-跡が語る北海道・北東北の縄文-

場所:秋田アトリオン(秋田市)

※「貝塚からわかる縄文時代の食・環境・心」(当市学芸員による報告あり)

平成27年11月29日(日曜日)
※この催しは終了しました

縄文遺跡群世界遺産登録推進フォーラム in 伊達
場所:カルチャーセンターハーパーホール

平成27年10月5日(月曜日)から11月30日(月曜日)
※この催しは終了しました

特別展「秋田県 伊勢堂岱遺跡のストーンサークル」
場所:北黄金貝塚情報センター

北海道・北東北の縄文遺跡群の詳しい内容はこちらをご覧ください。
関連リンク北海道・北東北の縄文遺跡群(外部リンク)

お問い合わせ先

教育委員会生涯学習課文化財係
電話 0142-23-3331(内線513・514)

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