予防接種を受けましょう
そのため、この時期を過ぎると赤ちゃん自身が免疫をつくって病気を予防する必要がありますが、その助けになるのが「予防接種」です。
予防接種は、お子さんを病気から守るための個人予防だけでなく、他のお子さんにうつさないようにすることで病気の流行を防ぐことも目的にしています。
予防接種の種類
予防接種は、予防接種法に基づく定期接種と任意接種があります。
定期接種
子どもの予防接種
法律で定められた対象年齢(月齢)に該当するお子さんは無料で接種できます。- BCGワクチン
- 二種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)
- 四種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
- 五種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ)
- MR混合ワクチン(麻しん・風しん)
- ポリオワクチン(急性灰白髄炎)
- ヒブワクチン
- 小児用肺炎球菌ワクチン
- 子宮頸がんワクチン
- 水痘(水ぼうそう)ワクチン
- 日本脳炎ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- ロタウイルスワクチン
大人の予防接種
法律で定められた対象年齢に該当する場合、接種料金の一部助成があります。- 高齢者の肺炎球菌ワクチン
- 帯状疱疹ワクチン
- インフルエンザワクチン
- 新型コロナワクチン

任意接種
任意接種は全て有料です。- おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン
- 日本脳炎ワクチン(定期接種の対象にならない方)
- 水痘(水ぼうそう)ワクチン(定期接種の対象にならない方)
- 帯状疱疹ワクチン(定期接種の対象にならない方)
- B型肝炎ワクチン(定期接種の対象にならない方)
- 高齢者の肺炎球菌ワクチン(定期接種の対象にならない方)
- インフルエンザワクチン(65歳未満の方など)
- 新型コロナワクチン(65歳未満の方など)
※有料のワクチン接種料金は、直接医療機関にお問い合わせください
予防接種の接種間隔
ワクチンの種類 | ワクチン名 | 接種間隔 |
---|---|---|
注射生ワクチン |
|
他の注射生ワクチンのみ接種日翌日から27日以上あける |
経口生ワクチン |
|
制限なし |
経鼻生ワクチン |
|
制限なし |
不活化ワクチン |
|
制限なし |
mRNAワクチン |
|
制限なし |
2種類以上のワクチンを同時接種する場合
赤ちゃんが1歳前までに接種する主なワクチンは5種類あります。
これらのワクチンは、接種ごとに1週間から1ヵ月以上の期間をあけながら、免疫をつけるために12回以上もの接種を受ける必要があり、保護者が接種のために何度も通院する負担はとても大きなものです。
また、時間を空けて接種することで、免疫のつく時期が遅れたり、お子さんの風邪や病気で接種できないことがあります。
しかし、これらのワクチンを複数同時に接種することで保護者の通院回数を減らし、早いうちに複数の病気への免疫をつけることができます。
同時に複数のワクチンを接種しても、日を分けて1本ずつ接種しても、ワクチンの効果と安全性に差はありませんので、同時接種を希望される方は、直接医師にご相談ください。
具体的な予防接種の対象年齢や月齢、接種できる医療機関はこちらをご覧ください。
ワクチンや予防接種に関する関連リンク
ワクチン・予防接種の基礎知識やQ&Aのほか、多くの感染症情報が提供されているホームページがあります。
詳しい内容は、一般社団法人日本ワクチン産業協会や国立感染症研究所のホームページをご覧ください。
詳しい内容は、一般社団法人日本ワクチン産業協会や国立感染症研究所のホームページをご覧ください。