知ってほしいがん情報
「がん」にかかった人も、そうではない人にも知ってほしい情報をご紹介します。
がんに負けないまちづくり 「伊達市がん対策推進条例」
市では、がんの予防・早期発見の推進を目的とした、伊達市がん対策推進条例を制定し、平成28年4月1日に施行しました(令和元年7月4日一部改正)。この条例では、市だけではなく、事業者や保健医療関係者、教育関係者、そして市民の皆さんの役割を定めていて、それぞれの立場でがんに負けないまちづくりを目指します。
それぞれの立場と役割
市
- がんに関する正しい知識の普及啓発
- がんの予防・早期発見に実効性のある施策の実施(がん検診受診率・質の向上)
- 望まない受動喫煙による健康被害を防止するための公共施設などの禁煙・分煙化
- 教育関係者と連携し、がんの予防につながる学習活動の充実
市民
- がんに関する正しい知識を持ち、がん予防に努める
- がん検診を積極的に受け、早期発見・早期治療に努める
事業者
- 事業所でのがん検診
- がんに関する正しい知識の普及啓発
保健医療関係者
- 市の施策に協力し、がん予防に努める
- 適切な医療の提供・がん患者などへの支援
教育関係者
- がんに関する理解を深めるための教育の推進
がんを予防するには
がんは日頃の生活習慣に気を付けることで、そのリスクを下げることができます。生活で気を付けたい習慣について、公益財団法人がん研究振興財団が「がんを防ぐための新12か条」として定めています。
がんを防ぐための新12か条
- 1条:たばこは吸わない
- 2条:他人のたばこの煙を避ける
- 3条:お酒はほどほどに
- 4条:バランスのとれた食生活を
- 5条:塩辛い食品は控えめに
- 6条:野菜や果物は不足にならないように
- 7条:適度に運動
- 8条:適切な体重維持
- 9条:ウイルスや細菌の感染予防と治療
- 10条:定期的ながん検診を
- 11条:身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
- 12条:正しいがん情報でがんを知ることから
予防の取り組み
がんを予防するための知識の普及・啓発
- 自治会や老人クラブ、趣味サークルへの宅配講座
- 市内企業・事業所を対象にした企業向け出前講座
- 市内小・中学校へのがん教育出前授業
- 専門医によるがん予防講演会
ピロリ菌検査・除菌支援事業
ピロリ菌は、胃がんなどを引き起こす原因の1つとされる菌で、感染を発見し早期に除菌治療をすることで、胃がんを予防することができます。市では、将来、胃がんにかかるリスクを減らすことを目的に、市内の中学校2年生に、ピロリ菌尿中抗体検査を実施しています。対象のお子さんには、中学校を通じて個別に案内をしています。
早期発見の取り組み
市では、がんの早期発見を目指し、各種がん検診を実施しています。 働く人も受けやすいように、早朝や夕方、休日のがん検診の機会を設けたり、検診費用を助成する取り組みも行っています。がん検診の詳しい内容はこちらをご覧ください。
生活習慣セット検診(内部リンク)
子宮がん検診(内部リンク)
乳がん検診(内部リンク)
がんにかかったときには
がんになると、治療のこと・お金のこと・家族のこと・仕事のことなど、さまざまなことを考え、不安になると思います。道内には、がんに関することを相談できる機関や患者同士が交流できる場があり、独立行政法人国立病院機構北海道がんセンターが道内の情報を「北海道がんサポートハンドブック」にまとめています。1人で悩まずに、相談するようにしましょう。
がんサポートハンドブックは北海道ホームページ「がんサポートコーナー」からダウンロードできます。
北海道がんサポートハンドブック(外部リンク)
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健康福祉部健康推進課地域保健係
電話 0142-82-3198