ノーリフティングケア~こころとからだが元気になるケア~
「みんなにやさしい医療介護ケアを行うまち」を目指して
昨今、伊達市では医療介護の担い手不足や病床数減少、事業所の休止閉鎖が続いています。その大きな要因として、人力に頼る介助方法によって腰痛などの健康被害が生じ、休業や離職を余儀なくされるという現状があります。
医療介護人材の確保と働き続けられる安全な職場づくり、また、快適で安全な医療介護ケアを受けられる環境づくりは、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために欠かせない取り組みの一つです。
ノーリフティングケアとは~こころとからだが元気になるケア~
力づくで「持ち上げない・抱え上げない・引きずらない」を合い言葉に福祉用具や機器を活用するやさしい介助方法で、医療や介護を行う方の心身への負担が少なく、なおかつ医療や介護を受ける方のからだとこころを健やかな状態に導くケアのことを言います。
医療介護を行う方にとってのメリット
- 持ち上げるといった負担の大きい動作がなくなることで、腰痛をはじめとする体の不調がなくなり、医療介護ケアを続けることができる。
- 相手の体重を支える役割を福祉用具や機器が代わりに担うことで、表情を見たり会話したりする余裕ができ、ケアの質が向上する。
- 複数人で行っていたケアに福祉用具や機器を取り入れることで、ケアに要する人員が減り、業務の効率化が図られる。
- 移動や移乗だけでなく、リハビリなど個人に合わせて様々な活用方法があり、ケアの幅が広がる。
医療介護を受ける方にとってのメリット
- けが(抱える際に皮膚が剥がれる、関節を痛める、皮下出血など)を防止できる。
- 緊張が緩和されるため、動きに柔軟性が出たり、リラックスして体を預けることができる。
- 移動や移乗に本人の力を使わない分、その後の活動に本人のエネルギーを向けることができる。
- 移動や移乗が楽に行えることで意欲が向上したり行動範囲が広がったりし、自立に向かいやすい。
ノーリフティングケア普及推進事業での取組内容
一般市民・医療介護を行う方向け
ノーリフティング・フェスタ2025
日時
令和7年7月6日(日曜日)午前10時から午後4時まで場所
だて歴史の杜カルチャーセンター講堂費用
無料申込
不要内容
ノーリフティング体験展示
- スライディングシート、スタンディングリフトなどの展示と体験
- ノーリフティング、回復につながる生活の秘訣などの相談コーナー
- 動画紹介~“こんなに変わる!”成功事例集
講演
- テーマ:「地球まるごとノーリフティングケア~いつまでも住み慣れた地域で暮らすために~」
- 講師:一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク 代表理事 下元 佳子氏
- 午後2時30分から3時30分まで同会場内で実施
福祉用具・機器 常設展示
ノーリフティングケアに使用する福祉用具や機器を展示します。実物を見学、体験できるほか、用具を用いた介助方法の確認や指導も行います。見学可能な日時
- 毎週月曜日から金曜日まで(祝日、正月など病院が休みの日を除きます)
- 時間:次の4つの時間帯から選択できます
- 午前11時から11時30分まで
- 午後3時から3時30分まで
- 午後3時30分から4時まで
- 午後4時から4時30分まで
場所
聖ヶ丘病院リハビリテーションセンター内(伊達市舟岡町214-22)費用
無料申込先
- 電話:0142-21-5309 伊達市在宅医療・介護連携支援センター(担当:沼田さん)
- 見学希望日の1週間前まで
- 参加人数、知りたい内容、依頼したい日時についてお伝えください
お問い合わせ先
- 電話:0142-21-5300 聖ヶ丘病院 リハビリテーションセンター(担当:横田さん)
医療介護施設で働く方・管理者の方向け
ノーリフティングケア研修
日時
令和7年7月7日(月曜日)午前9時30分から正午まで場所
だて歴史の杜カルチャーセンター講堂費用
無料対象
医療機関・障がい者施設・高齢者施設の経営者と管理者内容
●伊達市説明「伊達市の医療介護の現状と新たな取り組みについて」●講 演「ノーリフティングケアと健康経営」
講 師:一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク 代表理事 下元 佳子氏
●「ノーリフティングケア導入者の経験講話」
発表者:在宅でノーリフティングケアを実践している市民の方
●「総評と伊達市のこれから」
講評者:一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク 代表理事 下元 佳子氏
申込先
伊達市高齢福祉課高齢者福祉係 電話:0142-82-3196申込締切
令和7年7月1日(火曜日)ノーリフティングケア実践研修
研修概要
職員と利用者の心身への負担を予防するためのリスクマネジメントやノーリフティングケアの活用について学び、自施設の課題抽出・計画立案・実践・検証を行うことで、職員が安全に働くことができ、利用者が安心してケアを受けられる組織・体制づくりを目指す。
時期
- 令和7年7月開始
- 1回当たり2時間・全5回・1か月~1か月半おきに実施
場所
回ごとに参加者の所属施設を巡回対象
以下の条件をすべて満たす施設- 伊達市内の医療機関・障がい者施設・高齢者施設
- 組織としてノーリフティングの目的と必要性を理解し、推進していくことを宣言できる施設
- 本研修参加に当たり、リスクマネジメントの定着に向けて中心的に取り組む委員会を立ち上げる施設
定員
10施設程度実施形態
全参加者による集合研修内容
詳しい内容はお問い合わせください費用
無料申込先
伊達市高齢福祉課高齢者福祉係 電話:0142-82-3196
申込期限
令和7年6月13日(金曜日)先進導入施設視察研修
伊達市のバスで、北海道内でノーリフティングケアを先進的に導入している医療機関や施設を訪問し、実践の様子を見学したり従事者や利用者の生の声を聞いたりすることで、ノーリフティングケア導入のイメージを持つことができます。
視察先と実施日
1.障がい者福祉施設:社会福祉法人北ひろしま福祉会 居住支援施設「共栄」実施日:令和7年8月5日(火曜日)
2.医療機関:医療法人渓仁会 札幌西円山病院
実施日:令和7年8月18日(月曜日)
3.高齢者施設:社会福祉法人渓仁会 介護老人保健施設「コミュニティホーム八雲」
実施日:令和7年8月25日(月曜日)
対象
医療機関・障がい者施設・高齢者施設の経営者や管理者、医療介護現場で働いている方定員
各日程先着20人費用
無料申込先
伊達市高齢福祉課高齢者福祉係 電話:0142-82-3196
申込締切
令和7年7月25日(金曜日)Adobe Readerをお持ちでない場合は、"Get Adobe Reader"アイコンをクリックしAdobe Readerをインストールの上ご参照ください。